クラウドサイン徹底解説 使い方・費用・メリットや注意点などまとめ

電子契約サービスとして人気のクラウドサイン、実際の使い方や費用・メリットや注意点などをわかりやすくまとめました。

クラウドサイン(cloud sign)とは

運営会社について

クラウドサインとは弁護士ドットコム株式会社が運営する国内大手の電子契約サービスです。創業者自身も弁護士資格を持ち、国内4大法律事務所の1つアンダーソン・毛利・友常法律事務所で働いていた経歴があります。会社は2005年創業、2014年に東証マザーズに上場。祖業の弁護士相談ポータルサイトの弁護士ドットコムでは、有料会員登録者数が19万人を超え法律業界に大きな革新をもたらしています。

クラウドサインとは?

クラウドサインは誰でもカンタンに電子契約を締結できるサービスです。従来紙の契約書に署名・ハンコを押して相手方に郵送して1部ずつ管理して、、と行なっていた作業を、電子契約なら場所や時間を選ばずオンライン上で完結することができます。

また、従来紙の契約書で契約をする場合は印紙税という税金がかかりましたが電子契約では印紙税が不要となることが認められています。なのでクラウドサインで電子契約をすると、印刷・郵送・印紙が一切不要で非常に効率的に業務を進めることができます。

クラウドサインの導入実績・事例

クラウドサインは国内の中小企業〜上場企業まで幅広く導入実績があり、代表的な会社ではみずほ証券やリクルート、JTBやタマホームなど業種を問わず採用されています。特に上場企業の法務部では契約書の管理や運用など厳しいチェックがある場合もあるので、そうした企業にも採用されているというのは小規模の事業所にとっては安心感が持てるといえます。

導入企業事ロゴ 引用元:クラウドサインHPより

また、電子契約サービスの市場シェア調査では国内市場の80%がクラウドサインを採用しているという結果も出ており、IRで公開されている導入社数では約4.9万社で採用されています。

クラウドサインの料金プラン・機能

料金体系は主に3プランあり、嬉しいことに無料で使い始めることもできるプラン体系となっています。


フリープランスタンダードビジネス
主な対象小規模法人・まずはお試ししたい2名以上のチームで運用できるIP/権限制限など管理統制もできる
価格無料1万円~/月10万円~/月
契約締結数5件/月まで無制限無制限
社内ユーザー数1人無制限無制限
書類作成・送信機能
電子署名 + スタンプ
テンプレート作成・管理×
英語・中国語対応×
Web API×
チーム管理×
アカウント制限・IPアドレス制限××
承認権限設定××

*Box/kintone/salesforce/hubbleなどとは別オプションで連携可能です。

フリープランは月5件まで、まずは電子契約自体が使えればいいという場合はこちらでも問題なく利用ができます。滅多に契約書を締結しない、そこまで規模が大きくない企業はこのプランでも十分です。

法務部で2名以上のメンバーが利用したり、事業上外国人と契約するケースが多い場合などはスタンダードプラン、さらに上場企業などワークフローやアクセス統制をしっかり加える場合はビジネスプランが必要です。

いずれにせよ試しに契約1本交わすだけであれば無料プランでも一通りの昨日は使えるので、迷ったらまず新規登録してみるのがオススメです。

(参考)他社と比較して機能・料金はどうか?

電子契約の大手だとGMOクラウドが提供するGMO agreeや世界最大手のDocusign(ドキュサイン)などがありますが、国内での導入実績はクラウドサインがダントツです。また、価格や機能でも大きく見劣りするポイントは特にありません。(だから80%のシェアを有していると言える)

ちなみにDocusignはwebサイト上ではGoogleやApple,Salesforceなど外資系企業大手での導入実績は多く掲載されていますが、国内上場企業での実績が掲載されていないのはやや気がかりです。(あくまで私見です)

登録したら最短5分で契約送信できる。実際に使ってみた。

あとは実際にクラウドサインに登録したらどうやって契約締結までできるのか気になりますよね。今回はフリープランで実際に契約締結までの流れを試してみました。

まずクラウドサインのトップ画面で新規登録を行うと以下のようなホーム画面が出てきます。そのまま左側のバーに書類の送信ができるボタンがあるのでそれを押します。

次に使用する契約書を選びます。今回は業務委託契約をあたらに結んでみます。特にテンプレートなどは用意していないため、右側のテンプレートから書類を準備、を押して進みます。(*既に自分で契約書を作成していてそれを電子契約をしたい場合は画面の左側のボタンからアップロードします。)

様々な契約書のテンプレートがクラウドサイン上で既に用意されています。業務委託契約書以外にも売買契約書や秘密保持契約書(NDAと呼ばれるもの)、委任契約など事業でよく使うものは一通り揃っています。今回は業務委託基本契約書を使うのでそのまま「使用する」をクリックします。

契約書の中身・条件があっているかを次に確認できます。クラウドサインで用意されている契約書でも一通りは整っていますが主に以下の点くらいは確認しておきましょう。(あくまで私的な見解であり、これによる損害の責任は持てませんので自己責任でお願いします。)

  • 納品時の瑕疵責任について
  • 納品時の通知方法や確認の取り決め
  • 報酬の振込手数料をどちらが負担するか(初期は委託者になっている)
  • 納品物の権利をどちらが保有するか(これによってその後加工できるか・別の場所に転載を無償でできるのか、などが別れる)
  • 自動更新などをせず解約する場合の事前通知までの日数
  • 裁判の場合1審をどこで行うか(自分に近い場所の方がラク)

確認が終わったら次は契約書上で自分と相手が入力する箇所を設定していきます。初期状態だと「全て自分が記入する」という状態になっていてこれでも契約は可能ですが、相手の名前や住所、法人名などは相手に依頼をした方がミスがなくこちらもラクなので「相手側が記入する」ように設定を変えるのがオススメです。

ちなみに相手が何も入力せずに契約できることに違和感があるかもしれませんが、クラウドサインでの電子契約は契約書内に記入するのとは別に最後に「契約に同意する」というようなボタンを押すことになります。これにより、サーバー上で電子署名とスタンプが押されることで電子契約としては成立する、という仕掛けになっているのです。そのため、押印もあってもなくても大丈夫です。

編集が完了したらあとは送信ボタンを押すだけです。この時相手側にメッセージを追加して送ることもできます。

送信されると相手側にはこのようにメールでメッセージが届きます。ここから「書類を確認する」とデカデカ赤く塗られたボタンを押すと契約を締結できます。またこのあと契約をするにあたって相手側はクラウドサインにメールアドレスやパスワードを入力して登録することは一切不要です。登録を全くしなくても契約締結できます。

あとは相手側も同じように名前や社名、押印を設定した場合は会社名などをテキストで入力すれば自動的に押印のデザインが作成され入力が完了します。

契約締結が完了すると、双方にメールで通知が来ます。契約書を保管しておくためには、ここから「書類を確認する」というボタンを押すとウェブサイト上から契約書をダウンロードして保管することができます。ただし、クラウドサインにユーザー登録していればクラウドサイン上で保管もしてくれるので、自分がクラウドサインを使って発行した場合、自分でpdfをダウンロードする必要はありません。

ダウンロードする時に、契約書の他に合意締結証明書というものが出てきます。これはクラウドサインを運営する弁護士ドットコムがこの契約が締結されたことを証明すると書かれた旨の書類です。クラウドサイン上のヘルプで詳しく調べたところ、以下のように書かれていました。

合意された書類に「クラウドサイン」を運営する弁護士ドットコム株式会社名義で電子署名を付す方法で、証拠力を担保しております。
クラウドサインで合意締結されたすべての書類には、クラウドサインのみが発行可能な電子署名が付与され、それにより真正な書類を判別することができる仕組みとなっています。
電子署名の仕組みには、強固な暗号化方式によって守られている公開鍵暗号方式に基づくデジタル署名を採用しています。

また、合意締結時に、弁護士ドットコム株式会社名義で書類の概要や合意締結の日時などが記載された「合意締結証明書」が発行されます。

引用元:クラウドサインではどのようにして契約書の証拠力を担保していますか

細かいことは置いておいて、要するにいざという時には弁護士ドットコムが契約が締結されたことは証明するからね、ということだと思います。(あくまで判断は自己責任でお願いしますが…)合意締結証明書自体は以下のような感じで発行IDが書かれただけのシンプルな文章でした。(画像上では、自分で二人分演じるうちに間違って3者で契約をしてしまったので3人分表示されています)

感想・まとめ・注意点

クラウドサインをフリープランで使ったところ、全く準備がない状態からものの5分ほどで契約書を作成し、相手と電子契約を締結することができました。印刷も郵送も印紙も必要なく、画面もわかりやすかったので特につまづくところはありませんでした。

ただし1つだけ注意点として、気軽行なっても契約は契約なのでテンプレートを使う場合でも契約文章の確認は必ず行うことをオススメします。個人事業主や小さな法人の方でも、わかる範囲で文章を直しておくと、いざという時に自分の身を守れる確率をあげることができます。

検討されている方はまず一度使ってみてはいかがでしょうか。

クラウドサインはこちらから

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